書類と面接
履歴書・職務経歴書は自己PR書
履歴書・職務経歴書は企業の人事担当者に見せる最初の自己PR書であり、自分の魅力を人事担当者にアピールするものです。人事担当者も採用するにあたり、応募者の方々を比較・検討するための材料として、書き方や内容からあなた自身を知ろうとしています。自己紹介書だと思って書類を書き、あなたの魅力が十分に伝わるようにしましょう。
まずは両方の書類に共通するポイントについてみてみましょう。
・丁寧に
手書きの場合は、きれいな字で書く必要はありませんが、誰でも読めるように丁寧に、読みやすい字で書きましょう。当然ですが、「誤字・脱字」は厳禁です。また、文字の大きさにも注意が必要です。小さすぎると読みづらくなります。また、空白が目立つのも良くありません。履歴書の場合は空欄や記入漏れもマイナス印象になります。
・わかりやすく
PRポイントを強調させたり、番号をふったり、相手が分かりやすい書類作成を心がけましょう。具体的な情報や数字をかくことで、相手に内容が分かりやすくなります。内容によっては箇条書きで書いても構いません。
・正確に
年度や日付、学歴欄の年次などの数字は間違いがないよう正確に書きましょう。学校名や会社名、賞、免許などの名称は省略せず、正式名称で書きましょう。
職務経歴書を書く際の基礎知識
・内容は簡潔に
職務経歴書の枚数は、A4(もしくはB5)サイズ1枚から2枚程度が一般的です(多くても3枚まで)。アピールしたいことがたくさんあるのはわかりますが、あまり長くなるとかえって逆効果です。内容を整理して、簡潔に表現するようにしましょう。
・見た目も美しく
良い経歴が書いてあっても、読む側にうまく伝わらなければせっかくの経歴がアピールできません。また、パッと見で「読みにくい」と思われるとマイナスポイントになってしまいます。わかりやすく、読みやすい職務経歴書となるよう工夫しましょう。
・企業側の視点を考える
企業は職務経歴書を通じ、必要とする能力や経験を持っているか、ということを判断します。応募する企業が何を求めているのかをよく理解し、自分のアピールポイントにつなげていきましょう。
職務経歴書には、履歴書のように決まったフォーマットはありませんが、必ず入れるべき項目・できる限り入れたほうが良い項目があります。下記に紹介する内容を事前にチェックし、記入漏れがないか確認しましょう。
作成日/氏名/捺印(氏名の横に押印)/前職の基本情報(企業名・事業内容・従業員数・資本金など)/職務内容(在職期間・配属部署・担当業務など)/成果・実績/役割
プラスアルファで追加
経験したイベント(コンクール・ショーなど)/受賞歴(コンテスト・功労など)/資格取得/プロジェクト参加経験/社外活動/応募資格
面接に臨む前に
面接では身だしなみに気をつけるのは基本中の基本です。次に面接を受ける企業に対する理解が何よりも必要です。きちんと企業研究を行い「なぜ、転職先として選んだのか」といった志望動機を自分の言葉で伝えられるように心がけておいてください。また、自分のキャリアについても簡潔に説明できるようにしておくことも大切なポイントです。
・常に平常心で臨む
面接の中には、威圧的な態度をとったり、回答に詰まる質問を行い、その受け答えを評価することがあります。発言に対して厳しく問い詰める、受験者に対して否定的な発言をする、興味がなさそうな態度を取る・・・など、受験者にとって非常にやりづらい状況での面接になります。
もしこのような面接があった場合には、面接官の態度や発言に動揺したり、不満げな顔をすることなく落ち着いて常に平常心で回答するようにしましょう。
・質問内容をよく聞く
面接会場では、どんなに練習を重ねていても緊張してしまうものです。予想していなかったような質問をされて戸惑ってしまうかもしれません。
そんな時は質問内容をよく聞き、気持ちを落ち着かせてから話すことが重要です。わかりやすい言葉でハッキリと、自分のことを伝えましょう。